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ご挨拶
お客様に選ばれる企業へ
NADIXは時代の変化に対応し、常に最適なサービスを提供いたします。
代表取締役社長 中村 浩
私たちNADIXグループは、地域に根ざした事業活動をもとにお客様のニーズに多様にお応えし、お客様から選ばれ、愛される企業になることを理念とし、取り組んでまいりました。
創業当初は、写真の現像、カメラ販売からスタートし、現在は、事務機器販売・メンテナンス事業、オンデマンド印刷事業、OAサプライ事業と、お客様のオフィス環境にご提案できるサービスを幅広く事業展開しております。
これらはすべて、お客様との接点をひとつで終始するのではなく、より太い絆でお客様と結びつき、信頼のおけるグッドパートナーでありたいとの思いからです。
お客様のご期待に沿えるよう、社員一丸となって邁進してまいります。 今後とも、変わらぬご支援とご愛顧を賜りますよう心からお願い申し上げます。
代表取締役社長 中村 浩
徒然 NOTE BOOK

みなさん、こんにちは。
ここでは、私が普段過ごす中で感じたことなどを書かせていただきたいと思います。
私の中の「素」の気持ちを書き続けていくことで、新たな「何か」が循環できたら・・・。
どうぞよろしくお願いいたします。

 

第90号(2016年09月)

組織に欠かせないモチベーションリーダー

一部のサラリーマンを除けば、人生で引っ越しというものは数回しか経験しないのが一般的です。
なので、引っ越し屋さんとの接点というのも数えるほどですし、相見積もりをとって、価格を中心にその他のサービスを比較してほとんど時間をかけずに業者を決定するのではないでしょうか。

実は今回M&Aを行った2社を一つの社屋に統合しました。
その時の出来事と感じたことをお話ししたいと思います。

土日の二日間で、梱包.配送.搬入設置.開梱までを行わなければ月曜日からの業務に支障が出てしまいます。
見積もりの絶対条件は土日で完了することでしたが、なんと大手の引っ越し業者は二日間では無理と断わってきたのです。
唯一、ある中小の引っ越し業者のみが、非常に高額な見積もりではありましたが、深夜になる事を条件に受けてくれ依頼することにしました。



時間は搬出の土曜日も、そして業務開始前日の日曜日も予定通り?の深夜に。

搬入はビルの階段3階(エレベーター無し)。
さすがに全員疲労が隠せません。
アルバイトだと思われる業者の若者達の会話が聞こえてきました。
「僕、もう一つのバイトの掛け持ちで30時間寝てないッス」
ピリピリしたムードが漂ってきます。

もう部屋の中は商品で足の踏み場も無い状態になる中、廃棄する物までが間違えて運び込まれていました。しかもとても重量のある物でした。
私は申し訳ないとお詫びして、この重い廃棄物をトラックに積んでくれるようお願いしたのです。
当然、マジかよ~!っていうオーラが。
その時でした。
引っ越し業者の一人の若者が私に向かって「全然いいですよ!遠慮なく言ってくださいね。僕らこれが仕事ですから」と笑顔で言うと同時に、今度は他のメンバーに向かって「どんな時もお客様の前で笑顔を忘れるなよ~!皆んなさぁ行くぞ~」
早朝から力仕事の連続で時間はすでに深夜の2時。
この環境の中で、彼の一言がチームを動かし出したのです。

「田中!笑顔か?」「はいっ!もちろん」
「吉田は大丈夫?」「全然大丈夫です!」
チームに明るさと勢いが出だしました。
よく考えると、彼は常に率先垂範して行動していました。
そして、一先ず搬入だけは終えた時、一応の引っ越し業者としての責任は果たしてくれたのですが、彼は私たちにこう言ってきたのです。
「明日は他の現場で動けないんですけど、来週なら僕の休みの日に商品の整理に個人的に来ますよ」
もちろん気持ちだけを受け取りお礼を言いました。

このチームには彼のようなモチベーションリーダーがいてメンバーが同じ方向に向いているのです。

人生に数回しか経験することの無い引っ越しですが、東京でまた引っ越しをお願いするならこの業者しか考えられない気持ちになりました。

誰にも平等にある【時間】を、どう考えどう過ごすかと見つめなおした時、彼のことを思い出してポジティブに前を向いて進んで行きたいと思いました。


by Hiroshi Nakamura